ひらめきブックレビュー

5000回以上の失敗「楽しむ」 ダイソン創業者の挑戦 『インベンション 僕は未来を創意する』

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慢心せずあくなき挑戦を繰り返す

まず1つのアイデアを試してみて、1カ所ずつ変更し、何が変わるかを見極める。ダイソン氏は、そうした地道な作業を5000回以上繰り返した。大変な苦労だったと推しはかれるが、本書からは辛さやもどかしさは伝わってこない。それどころか同氏は「楽しくて夢中になれるプロセスだった」と振り返っている。

本書は、成功に慢心することなく、製品の改良や異分野の製品開発など、あくなき挑戦を繰り返すダイソン氏の姿を生き生きと描く。読み進めるうちに、ブロック玩具に時間を忘れて熱中した子どもの頃のワクワクする気持ちを思い出させてくれた。そんな純粋な気持ちを多くの人たちが再び共有することが、日本の製造業復活につながっていくのかもしれない。

今週の評者 = 吉川 清史
情報工場SERENDIP編集部チーフエディター。8万人超のビジネスパーソンをユーザーに持つ書籍ダイジェストサービス「SERENDIP」の選書、コンテンツ制作・編集に携わる。大学受験雑誌・書籍の編集者、高等教育専門誌編集長などを経て2007年から現職。東京都出身。早大卒。

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