日経メタバースプロジェクト

凸版、メタバースのビジネス活用を包括的に支援 METAVERSE EXPO JAPAN 2022 日経トークセッション

メタバース 講演 AR・VR

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バーチャル空間に構築されるもう一つの世界、メタバース。そこで行われるコミュニケーションや経済活動は、人間の暮らしや社会のあり方を大きく変えると予見されている。日本経済新聞社は2021年に「日経メタバースコンソーシアム」を組成。国内外で進むメタバースの活用事例や、そこから見えてきた課題を整理し、将来に向けたビジョンを提示する会議体だ。22年10月20日には、日本最大のIT(情報技術)見本市「CEATEC(シーテック)2022」内の「METAVERSE EXPO JAPAN 2022」にて、トークセッションを開催。ここでは、凸版印刷のビジネス向けメタバースサービス基盤「MiraVerse」についての講演を紹介する。

登壇者
半田 高広氏
凸版印刷 情報コミュニケーション事業本部 未来イノベーションセンター 先端表現技術開発本部 クロスボーダー戦略部 部長

 

ビジネスをワンストップで支援する「ミラバース」

凸版印刷は1997年から、画像処理技術の拡張という形でVR(Virtual Reality=仮想現実)について研究開発している。

その成果の一例が、現存しない城郭などをバーチャル空間で観光できる体験型XR(Cross Reality=VRなど、現実世界と仮想世界を融合する技術の総称)観光アプリ「ストリートミュージアム」の提供だ。ほかにも、様々な産業分野の課題解決のため、VRコンテンツやソリューションを開発・提供してきた。

25年間にわたる研究開発を通し、VRに関する知見や技術力を蓄積してきた当社は、メタバースを「VR空間にアバター(分身)を使ったコミュニケーションが付加されたもの」と捉え、ごく自然な形でコンテンツやサービスの提供に踏み出した。

近年、メタバースに関心を持つ企業は着実に増え、利用シーンの幅も広がっている。一方で、「どのように導入したらよいか分からない」といった不安を抱える企業も少なくない。

こうした現状を踏まえて立ち上げたのが「ミラバース構想」だ。当社は、コンサルティングからメタバースのワールド(世界)構築、運用まで、ビジネスにおけるメタバース活用に関する課題やニーズにワンストップで対応していく。

構想の軸を担うのが、ビジネス向けメタバースサービス基盤「MiraVerse(ミラバース)」だ。これまでに培った高精細な画像データ処理技術や、モノの形状や色味、質感などを正確に再現する先端表現技術などにより、圧倒的にリアルで臨場感の高いメタバース空間を簡単に構築できる。ビジネス活用に耐えうる表現品質や機能性、安全性はもちろん、外部システムとの連携を前提にオープンAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)で開発するなど、運用のしやすさにもこだわっている。

 

オープン化をキーワードにメタバース普及を推進

ミラバースを使えば、建物や製品、樹木などの自然物をはじめ、現実世界にある様々なモノを、極めてリアルに3D(3次元)データ化できる。また、設計図やアイデアに基づいて実際には存在しないモノや空間、状況をメタバース空間上につくることも可能だ。

実際の利用シーンとして、大きくは次の3つが想定される。

1つ目は、プロモーションだ。製品や観光施設などのプロモーションはもちろん、住宅設備や自動車の内装・外装など、商品カタログだけで完成イメージをつかむのが難しい商品のシミュレーションにも有効だ。

2つ目は訓練やトレーニングだ。技能訓練や行動訓練のほか、自治体の防災訓練などにも活用できる。

3つ目はコミュニケーションで、新規顧客獲得や既存ユーザーのエンゲージメント強化のためのファンミーティングの開催や、社内コミュニケーション強化のためのグループワークなどにも利用できるだろう。

当社はミラバースのほかにも、フォトリアルなアバターを自動生成する「メタクローンアバター」や、メタバースショッピングモール「メタパ」を提供。メタバースのビジネス活用を推し進めるべく、サービスのブラッシュアップや充実化に継続的に取り組んでいる。

メタバースのさらなる普及のためには、様々なプレーヤーがフラットに連携し合う、オープンな開発思想や環境が必要だ。当社は今後も幅広い企業、組織と連携し、様々なシステムやサービスを構築していく。「オープン化」をキーワードに、ビジネスにおけるメタバース活用をさらに盛り上げていきたい。

※「MiraVerse」「ストリートミュージアム」「メタパ」は、凸版印刷の登録商標です

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