スーパー経理部長が実践する50の習慣

経営者の目線で常に数字を意識するのが"できる経理" 前田康二郎氏

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経営コンサルタントとして数多くの経理現場を拝見するようになって、あることに気づきました。それは、同じような経理の仕事をしているはずなのに、経営がうまくいっている会社とそうでない会社があるということです。これは一体どういうことだろう。ひょっとすると、経理社員の仕事の仕方にも、会社を良い方向に導く経理と、そうでない経理があるのかもしれない。本連載では、それを解明していきたい。

いろいろな方法で「利益をもたらす」提案ができる

経理は売上を上げることができない部署です。では、経理部は会社にとっては「コストがかかるだけ」の無駄な部署なのでしょうか。

経理部には「コスト」しかない?

書店の経理本のコーナーを見ると、「経理社員などいらない」という趣旨のタイトルの本が並んでいて、一瞬、「え? それは大胆だな」と思うのですが、読み進めてみると、確かに、ただ集計するだけで、それ以外は何もしないという経理社員の集まりであったなら、税理士や外部の業者に委託してしまってもいいかもしれないなと思います。

しかし現実には、全て正しい処理の仕方で現場から経理に資料がまわってくることもなければ、イレギュラーな処理を検討しなければならない案件も多くあり、現場とのやりとりが必要なことも毎日数多くあるのです。私のイメージでは、丸ごと経理部を廃止して外部に委託するというよりは、社外取締役の登用のように、業務委託や派遣社員など、外部の人間も経理部に入れて正社員とともに働くというのが一番現代の形に合っているのではないかと思います。

ただ、やはり経理部の仕事として経理処理をするだけでは、非常にもったいないことです。経理部自体の存在価値を高めるためにも、経理部独自の視点を持ち、会社に対し指摘や提案をできるとよいと思います。

経理部は幸い、役員報酬からタクシー伝票1枚まで、全ての費用に関して閲覧できる部署です。月次決算が終わった後に、自分の担当する部分だけでなく、試算表全体を見て、どこの費用が膨らんでいる、とか、どこの費用は削減できている、ということは分析、把握できるはずです。

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