新入社員「伸びる・伸ばす」講座

新人の特徴に応じたマネジメントスタイルを クレイア・コンサルティング ディレクター 桐ヶ谷 優

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8月を迎え、入社以来全力で駆け抜けてきた新入社員たちにもようやく夏季休暇が訪れる時期だ。この機会に約半年間の取り組みを振り返りつつ、きちんとリフレッシュした上で(上司や先輩社員の立場であれば、本人にリフレッシュを促した上で)、夏季休暇後のさらなる活躍に備えてもらいたい。

前回(新人の「マインドセット」を確立させるには)に引き続き、今回も新入社員を預かる側の上司や先輩社員の立場に立ち、「新入社員を会社の中でどのように育成すべきか?」ということに焦点を当てたい。

前回は、新入社員にとって「基本作法の徹底」「初期段階での仕事に対するスタンスの形成」が重要であり、そのために、上司・先輩社員には「具体的な指示・命令を行うこと」「(褒める場合でも叱る場合でも)即時にフィードバックを行うこと」が求められていること、また、「新入社員育成の機会を通じ、組織力全体の底上げを目指すこと」が重要であることを述べた。

今回は新入社員の特徴に応じて、上司・先輩社員がどのようにマネジメントスタイルを変えるかを述べていきたい。

出世より自分の個性を重視する世代

2016年4月に社会人となったビジネスパーソンたちは、1990年代前半に生まれた世代であり、売り手市場の中で就職を果たしてきた世代だ。彼らは一般的に「安定志向が強い」「成功や出世を望まない」「自分の個性を一番重視する」といった特徴で語られることが多い。

日本生産性本部が2016年春に新入社員約1286人に実施した調査では、昇進したいポストとして「社長になりたい」と回答した人は、過去最低の10.8%であり、最も多かった回答は「役職につきたくない、どうでもいい」(20%)であった。また、働き方に関する設問においても、「人並みで十分」という回答が58.3%で過去最多となった。

様々な個性を持った新入社員を十把ひとからげでくくることは決して望ましくないが、新入社員を預かる立場にある上司や先輩社員は、今の新入社員たちがどのような社会環境のもとで幼少期や学生時代を過ごしてきたのか、彼らの考え方や意識の特徴はどのようなところにあるのかをつかんでおくことも重要となる。

新入社員に世代的な特徴があることは確かだが、今回は自社の新入社員の状態を把握するための簡単なフレームワークをご紹介したい。

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