すごいインドビジネス

人口増が災いから幸いに転じたインド経済 サンジーヴ・スィンハ 氏

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7%の経済成長率、若年層の多い13億の人口大国、多様性ゆえの民主政と、今注目されるインド経済。しかし、1947年の独立時の識字率は18%。1970年代でも34%と低迷を続け、人口の多さが経済発展を阻んできました。ところが、初等教育の普及で識字率が上がると、この人口の多さこそがインドの強みと一変したのです。

世界の躍進企業の幹部にインド出身者が続々就任

グーグル、マイクロソフト......。これらの企業の共通点がいったい何か、おわかりでしょうか。実は、いずれも経営幹部がインド出身者なのです。

グーグルのCEO(最高経営責任者)はスンダー・ピチャイ氏ですし、マイクロソフトのCEOはサトヤ・ナデラ氏、そしてソフトバンクの元副社長のニケシュ・アローラ氏と、いずれもインド人です。

このように、近年ではインド人経営者がグローバル企業の経営幹部に就任するケースが目立って増えています。

前述の3氏はIT企業で活躍していますが、ほかにも、例えばドイツ銀行のアンシュ・ジェイン前共同CEOやマスターカードのアジェイ・バンガCEO、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)のデブン・シャーマ元社長など、金融機関にもインド出身の経営者が増えています。また、インド準備銀行(インドの中央銀行)のラグラム・ラジャン総裁は、IMF(国際通貨基金)のチーフエコノミスト、シカゴ大学教授を歴任した、世界的にも有名な経済学者の一人です。

インド出身の世界企業の経営者

現在、インド以外の国で暮らしたり働いていたりする在外インド人は、2500万人を超えていると言われています。

このように、インド人は世界中の国々で活躍していますが、中でも活躍が目立っているのが、アメリカ在住のインド人たちです。

20世紀半ば以降のアメリカの積極的な移民政策の恩恵を受けて、多くのインド人がアメリカへ渡航しました。インド国内にある理数系の名門大学を卒業したインド人がアメリカの大学へ留学し、卒業後にITエンジニアとしてアメリカ企業に就職する潮流が1980年代以降に定着しました。前述したマイクロソフトのナデラCEOはその典型的な人物の1人です。

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