株式会社ジェイフィールのコンサルタント、片岡裕司です。はじめまして。組織開発コンサルタントとして、働く人と組織を「元気」にすることが私の仕事です。同業のコンサルティング会社では、「組織を強くする」をよく目標に掲げますが、私たちジェイフィールは、それは結果に過ぎないと考えています。
(計4回の連載の1回目です。それぞれ、こちらからもご覧いただけます。連載の1回目。2回目。3回目。4回目)
組織にのしかかるベテラン社員不活性の問題
私は働く人たちを元気にし、組織を元気にし、結果として強い組織をつくり、そのまた結果として、高い業績や企業としての成長を実現したいと思っています。そして、そんな思いを共有できたお客様と知恵を出し合い、悪戦苦闘しながら、さまざまな組織の課題に向き合ってきました。
そんな課題の中で、多くの企業の方がもっとも難しいと感じている「ベテラン社員の活性化」についてまとめたものが本書です。
ちなみに、本書でいう「ベテラン社員」とは、40代後半から65歳で、部下と責任部署を持つ管理職ではない人を想定しています。
従業員の構成や業種の特性から各企業で少しずつ問題が異なると思いますが、「50歳目前から、60歳以降も働き続ける人が元気に職場で活躍する状態を、どうやってつくり出していくか」が本書のテーマです。
ベテラン社員の3つのタイプ