肖敏捷の忠言逆耳

「供給側改革」は中国版「レーガノミクス」か SMBC日興証券 中国担当シニアエコノミスト 肖 敏捷(しょう びんしょう)

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11月10日に開催された中国共産党中央財経指導グループ第11回会議で、習近平国家主席は「供給側の構造改革を強化すべき」だと発言した。日本語の経済学文献では「供給側」あるいは「需要側」といった表現がよく使われるが、勉強不足の筆者が中国語の「供給側」を見かけたのは今回が初めてのことで、いささか戸惑いを禁じ得ない。

これからの中国経済を読み解くキーワードは「供給側改革」

いずれにせよ、習近平氏の発言以降、「供給側改革」は頻繁に中国のマスコミなどに登場するようになった。来年から、「供給側改革」が中国経済を語る一つ重要なキーワードになってくるのは確実であろう。

では、共産党指導部はなぜ「供給側改革」を目標に掲げたのか?前述した会議で習近平氏は「供給体系の質量と効率を高め、経済の持続成長の原動力を増強する」と説明している。一見、これまでの発言とあまり変わらない当たり前の話のようだが、中国国内では、「供給側改革」が中国版の「レーガノミクス」だと、絶賛や期待の声が高まっている。

ご存知の通り、レーガノミクス(Reaganomics)とは、20世紀(1980年代)、米国経済を立て直すため、米レーガン政権が導入した一連のサプライサイド(供給側)重視の経済政策を指している。だとすると、「供給側改革」を打ち出した中国は、これからサプライサイド重視へと経済政策の方向性を大きく転換する可能性が出てくる。

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