特集アグリテック・サミット

データ活用し生産性向上、農業・漁業・バイオでシンポ

アグリテック

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アグサムのピッチコンテストなどに参加するスタートアップを募集しています。申し込みはhttps://agsum.jp/pitch-entryから。締め切りは5月15日

農業ビッグデータ、植物工場、フードテック、農泊……。今回のアグリテック・サミットでは中心テーマである農業はもちろん、隣接分野についても議論を深め、事業アイデアを競う。

農業のIT(情報技術)活用を進化させるうえで欠かせないのは、各種データの連携だ。現在、さまざまな農業ITサービスが生まれているものの、相互の連携がない。そこで昨年8月、データの共有や標準化をめざし、産学官による農業データ連携基盤協議会(WAGRI)が発足。今年4月には企業に各種データの提供を始め、本格運用に関心が集まっている。

アグリテック・サミットのシンポジウムでは、WAGRI会長を務める神成淳司慶応大教授が登壇する。データの活用で農業の生産性をどのように高めることができるか、農業関係者と討議しながら解説する。

同じく慶応大の岡野栄之教授(医学研究科委員長)、冨田勝教授(先端生命科学研究所所長)も医療やバイオをテーマとしたセッションにそれぞれ参加する。

今回のアグリテック・サミットは漁業も重要テーマに据える。水産の街、山口県下関市の元市長で自民党水産部会長を務める江島潔参院議員が、長谷成人水産庁長官や水産業経営者を交えたパネル討論に参加し、先端技術を生かした持続可能な水産業を展望する。

食品製造に先端テクノロジーを活用するフードテックも焦点だ。中国初のフードテック・アクセラレーター(起業家学校)で出資も行う、ビッツ・アンド・バイツの創業者マチルダ・ホー氏がシンポジウムに登壇。食料不足や畜産による環境破壊の解決に起業家が果たす役割を探る。

生育環境を制御したビル内の温室で野菜を育てる植物工場の注目企業、米プレンティの幹部も参加する。住宅宿泊事業法(民泊法)の施行を6月に控え話題を集める農泊(農山漁村での体験宿泊)も重点的に取り上げる。

<開催概要>
イベント名称 AG/SUM(アグサム)アグリテック・サミット 2018
日時 6月11~13日
会場 日本橋三井ホール(11、12日)、日本橋ライフサイエンスビル、江戸桜通り地下歩道(東京都中央区)
主催 日本経済新聞社
特別協賛 三井不動産
協賛 JAグループ(JA全農、農林中央金庫、JA共済、JA全中)、SMBCグループ、みずほフィナンシャルグループ、NTTグループ、東京海上日動火災保険、オーガニックソイル、電通国際情報サービス、日本モンサント、プラネット・テーブル、seak、ファーメンステーション、農業総合研究所、戸田建設、プランツラボラトリー、オーストラリア大使館(6月7日時点)
後援 農林水産省、金融庁、日本農業法人協会、全国漁業協同組合連合会
チケット 一般10万円(税込み)、学生1万円(同) 3日間通し、購入は公式サイトから
公式サイト https://agsum.jp

キーワード:経営・企画、経営層、管理職、経営、営業、技術、製造、プレーヤー、イノベーション、M&A、AI、IoT、ICT

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