今回の悩める経営者:株式会社スター・フィールド 代表取締役社長 星野 玄一郎 (36歳)
相談内容
どうも、先生、こんばんは。星野玄一郎です。
先生、相談したいことがあるんです。なんとか乗り越えられませんかね、この問題。
というのはですね、今、山場を迎えた大型M&A(合併・買収)で、ちょっとした、いえ、正直言います。ワリと大きな問題が、あるんです。言ってみれば、おっきな「爆弾」と言いますか。
で。困ってるんです。経緯をいいますと、独身男性向け、という、かなりニッチなターゲットに絞り込んだネット情報サイト「フォーエヴァー・シングル」でかなり儲けさせてもらってる弊社は、来年から、ネット通販事業に進出しようとして、商品アイテムや物流会社との提携やら、急ピッチで基盤整備を進めています。
とはいえ、最近、ネット通販の取り扱い高が急激に増加したせいか、物流業者はどこも強気で、コストは高いわ、時間はかかるわ、再配達は嫌がるわ、で、「小銭もってて、夜行性で、チョーワガママな」弊社会員のニーズに応えられるところが見つからず、頭をかかえていたところ。
なんと。知り合いのM&Aアドバイザー、カッコイイ肩書ですが、まあ、いってみれば、企業ブローカーです。そいつから、首都圏中心の中堅宅配会社「荒垣通運」が、事業承継の絡みで売りに出てる、という話がきまして。
で。買い手候補が複数いましたが、全部蹴散らして、こちらが交渉権握って買収交渉が始まりました。
まあ、安い買い物だし、買った後、乗り込んで、ビシビシ鍛え直せば、そこそこいい会社にできる自信もあったので、スイスイ交渉を進めていたんですが、最終契約、という段階になって、相手がとんでもないことを言い始めたんです。
といいますのは、バランスシートに載っかってない保証債務が見つかった、ということで、これがなんと、5億円上限の根保証。しかも、この保証を、弊社でも責任を持つ前提での念書を入れないことには、買収が先に進まない状態で。
なんですかねえ。先代の知人の会社の保証人してた、とかって話で、二代目の現社長も知らなかったらしいんです。
ほら、生花店でチェーン展開してる「リリィ石田ショップ」っていう、オバサン、っていっちゃっていいのかな、とにかく、妙齢の女性に人気の、チョイと香ばしい感じのアダルティな生花店があるでしょ。あの会社が、店舗バカスカ出す際に、信用不足を補う目的で、根保証したんですって。
その話が、突然出てきましてね、頭かかえてるんです。
まあ、保証なんで、絶対責任取らされるってこともないんでしょうけど。でもね、もし、「リリィ石田ショップ」の経営がヤバくなったら、こちらも火の粉を被りかねませんよね。
僕としては、去年の年末からずっと、相当な時間とエネルギーつぎ込んでる買収話なんで、ぜひ成功させたいし、もっというと、これがうまくいくと思って、ほかの配送会社との提携話、全部断ってしまったんで、これがコケると、ネット通販事業のローンチが遅れかねないんです。
だから、前に進むしかないんですよ。
あ~。何か、いい方法ありませんかね。先生!
相談内容
どうも、先生、こんばんは。星野玄一郎です。
先生、相談したいことがあるんです。なんとか乗り越えられませんかね、この問題。
というのはですね、今、山場を迎えた大型M&A(合併・買収)で、ちょっとした、いえ、正直言います。ワリと大きな問題が、あるんです。言ってみれば、おっきな「爆弾」と言いますか。
で。困ってるんです。経緯をいいますと、独身男性向け、という、かなりニッチなターゲットに絞り込んだネット情報サイト「フォーエヴァー・シングル」でかなり儲けさせてもらってる弊社は、来年から、ネット通販事業に進出しようとして、商品アイテムや物流会社との提携やら、急ピッチで基盤整備を進めています。
とはいえ、最近、ネット通販の取り扱い高が急激に増加したせいか、物流業者はどこも強気で、コストは高いわ、時間はかかるわ、再配達は嫌がるわ、で、「小銭もってて、夜行性で、チョーワガママな」弊社会員のニーズに応えられるところが見つからず、頭をかかえていたところ。
なんと。知り合いのM&Aアドバイザー、カッコイイ肩書ですが、まあ、いってみれば、企業ブローカーです。そいつから、首都圏中心の中堅宅配会社「荒垣通運」が、事業承継の絡みで売りに出てる、という話がきまして。
で。買い手候補が複数いましたが、全部蹴散らして、こちらが交渉権握って買収交渉が始まりました。
まあ、安い買い物だし、買った後、乗り込んで、ビシビシ鍛え直せば、そこそこいい会社にできる自信もあったので、スイスイ交渉を進めていたんですが、最終契約、という段階になって、相手がとんでもないことを言い始めたんです。
といいますのは、バランスシートに載っかってない保証債務が見つかった、ということで、これがなんと、5億円上限の根保証。しかも、この保証を、弊社でも責任を持つ前提での念書を入れないことには、買収が先に進まない状態で。
なんですかねえ。先代の知人の会社の保証人してた、とかって話で、二代目の現社長も知らなかったらしいんです。
ほら、生花店でチェーン展開してる「リリィ石田ショップ」っていう、オバサン、っていっちゃっていいのかな、とにかく、妙齢の女性に人気の、チョイと香ばしい感じのアダルティな生花店があるでしょ。あの会社が、店舗バカスカ出す際に、信用不足を補う目的で、根保証したんですって。
その話が、突然出てきましてね、頭かかえてるんです。
まあ、保証なんで、絶対責任取らされるってこともないんでしょうけど。でもね、もし、「リリィ石田ショップ」の経営がヤバくなったら、こちらも火の粉を被りかねませんよね。
僕としては、去年の年末からずっと、相当な時間とエネルギーつぎ込んでる買収話なんで、ぜひ成功させたいし、もっというと、これがうまくいくと思って、ほかの配送会社との提携話、全部断ってしまったんで、これがコケると、ネット通販事業のローンチが遅れかねないんです。
だから、前に進むしかないんですよ。
あ~。何か、いい方法ありませんかね。先生!